基礎知識

外国為替とは

外国為替とは、外国の通貨と日本の通貨、または異なる二カ国間の通貨を交換することをいいます。私たちが海外旅行をするとき銀行において旅行先通貨に両替しますが、これも一種の外国為替取引です。

ただ、各銀行が通貨の交換比率を独自に決定している訳ではありません。通貨の交換比率、つまり外国為替レートは世界中の大手銀行及び証券会社或いは一部外為ブローカーなどが参加しているインターバンク市場で決定され取引されている交換レートであり、銀行窓口の対顧客小口為替レートはそのレートを基に決定されております。

外国為替市場においては貿易やサービス、資本取引等の決済に利用されておりますが、それら実需の取引のみならず活発な仮需の投資活動が行われており、地球の自転につれて世界中で休みなく取引され一日の取引量は2兆ドルを下りません。この巨大で流動性に富んだ外国為替市場関連商品を、1998年の日本版ビッグバンにより、皆様にお届けできるようになりました。

外国為替市場の歴史

1. 1816年、イギリスが金を本位貨幣とする金本位制を採用。金1オンス (31.1035 グラム ) につき、約3ポンドで取引され、国際貿易や送金にポンドが広く利用されました。その後、19世紀後半までに世界の主要国も金本位制を採用しました。

2. 1914年、第一次世界大戦が勃発し、金本位制は世界大戦終了後の 1925年まで停止されました。 (19世紀後半から第一次世界大戦までを国際金本位制の時代といいます。)

3. 1944年、第二次世界大戦勃発の経済的要因でもあった各国の貿易不均衡の反省から、安定した為替レートをもとにした多角的自由貿易の発展を目指す国際通貨基金協定が米国のブレントンウッズで結ばれました ( ブレントンウッズ体制 ) 。さらに、その中で国際通貨基金 (IMF) が発足され、米ドルを世界の基軸通貨に定め固定相場制が始まりました。

4. しかし、拡大する世界の貿易や経済のなかで米ドルと金との関係が次第に薄れ、1971年8月当時の米国のニクソン大統領によって金と米ドルの交換を停止する声名を受け、ブレントンウッズ体制は事実上崩壊しました ( ニクソンショック ) 。これにより国際通貨制度は調整を求められ、金に対するドルの価値を約8%引き下げ、各国の通貨はドルに対して切り上げられますが ( スミソニアン体制 ) 、米国や英国の国際収支は改善されず各国はこの制度を放棄し、1973 年 3 月までに主要先進国は現在も続く変動相場制に移行する事になります。